• ナカムラクリニックの皆様へ

    妊娠〜出産まで大変お世話になりました。

    妊娠中、体重増加の注意があったものの(この時も先生は何故、注意するのか、分かりやすく、丁寧に説明して下さいました。)何とか体重管理も乗り切り、比較的何ごともなく、臨月を迎えました。「いよいよ出産間近!」と思っていたら、定期健診の際、「あなたは子宮口が固く難産タイプ」と先生に言われ、少し不安になったものの、周りから「何となくスポーンと産みそう」と言われたり、自分でもそんな風に思ってたりで、散歩したり、掃除したりしながら、“その時”を来るのを待っていました。しかし、予定日が近づいても赤ちゃんは下に降りてこず、お産の兆候も全くなく、更に今までごくごく標準サイズだった我が子は急に大きくなり、先生も「これは遅れるやろうね」とおっしゃってました。
    image「もしかしたら帝王切開になるんかな」と自分の中で思いつつ、周りは「初産だから遅れて普通よ」と言われ、母も私を初産で17日遅れで産んだこともあって、なんとなく悠長にかまえていました。そんな中、予定日を5日過ぎての定期健診で、我が子の推定体重は3700g超に!更に相変わらず全くお産の兆候もなく、遂に先生からは「帝王切開」の話を切り出されました。少しはその覚悟はしてたものの、どこかで、自分は自然分娩で出産できると思っていたので、急にその話を聞いた時は、目の前が真っ白になりました。しかも手術するなら明日。今日決断しなければならないとのこと。さすがに戸惑いを隠せない私に、先生は帝王切開にした方がいい理由、一応誘発剤を使う手段もあるけど、そのリスク等、しっかり細かく説明して下さいました。(外来で他の患者さんも待ってる中)。結局、即決は出来ず、一度家に帰って主人や実家の母に相談して、夜にお返事することに。病院から帰る途中は「もっと体重管理しとけば・・・」「もっと運動しとけば・・・」と自分を責めて、涙が止まりませんでした。相談の末、自然分娩で出産したい思いは捨てきれなかったけれど、赤ちゃんが無事産まれることが何より大切だと思い帝王切開を決断しました。 手術当日、気持ちはすっかり切り替わったものの、生まれて初めての手術に、ほんの少し緊張しながら病院到着。さっそく手術の準備に。先生は私の緊張具合を見抜いてか、少し冗談を交えながら、分かりやすく手術の経緯を説明して下さいました。
    手術が始まると一気に麻酔がきいて、意識も少し弱くなってきた中、ものの数分で我が子の産声が。お風呂できれいにした後、枕元にやってきた子供の顔を見て、本当にホッとしました。手術中、一つ一つ経過を先生や看護師の福田さんが説明して下さり、安心しました。手術が終わってからは、ものすごく眠気がやってきて、処置中何度もおおあくびしてしまいました・・・スミマセン(笑)。術後は、翌日まで少しんどかったですが、可愛い我が子を見ると、そんなものも忘れるぐらいなんとも言えない気持ちになりました。
    術後の経過はとても順調で、看護師さんや助産師さん達の指示の元、授乳や沐浴など退院後、不安に思ってた赤ちゃんとの生活も、少し自信をつけて帰ることができそうです。そう言えば、以前、両親学級の際に、先生が「入院中はお産をすることが全てじゃなく、おうちに帰ってから赤ちゃんのお世話ができる様になって帰ってもらうのが大切」とおっしゃってたのを思い出し、ナカムラクリニックでは、本当に快適に過ごさせて頂きました。お見舞いに来てくれた人が皆「ぜいたくやわ」と言っていました(笑)美味しいお食事に、行き届いた掃除、細やかな気配り、アロママッサージ・・・明日退院するのが本当にさみしいです。これも、皆ナカムラクリニックの温かいスタッフの皆様のおかげだと思います。
    image正直、自然分娩で出産したかったかと聞かれ、違うと言えば嘘になりますけど、10ヶ月の妊娠期間を子供と一緒に頑張ったことと、我が子の可愛いさには、何も変わりはありません。あの時、先生を信じて、無事に出産できてよかったと心から思います。
    主人や実家の母も、手術前の先生の分かりやすい説明を聞いて安心し、この病院にしてよかったねと言ってます。本当にありがとうございました。

    最後になりましたが、先生をはじめ、スタッフの皆様、毎日休む間もないお仕事で大変だと思いますが、お身体に気をつけて頑張って下さい。まだ全く予定はないですが、2人目ぜひナカムラクリニックでお世話になりたいです。

    2010.7.28  14:37
    3595g  51.5cm 長男 S 出産
    T・N

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