- ナカムラクリニックの皆様へ
2008.4.27(日)PM3:48 3340gの男の子を出産
5日間、本当にいろいろとお世話になりました。
おかげ様で、明日無事に退院の日を迎えます。本当にこのナカムラクリニックを選んで良かったという思いで、今はいっぱいです。
ちょうど一年前の今頃、私の気持ちはどん底でした。結婚して3年。それまで仕事優先で生活していましたが、念願の妊娠がわかったのが去年の3月でした。仕事上のタイミングも良く、うれしさのあまり早々と周囲に妊娠を報告していた矢先・・・まさかの流産でした。事実を受け入れられない中、手術を受け、涙が止まりませんでした。それまで妊娠すれば当然のように産まれてくる、自分の身にはそんな事は起こるわけがないと思ってたので、本当に辛かったです。その上、職場に予定日が近い妊婦さんの方がおられ、その方のお腹が大きくなっていくのを横で見ながら、私の体では赤ちゃんは育たないのではないか・・・とマイナス思考になる日々がつづきました。
家族や職場の方々の温かい心遣いもあり、だいぶ元気を取り戻してきた8月、再び妊娠がわかりました。前回手術をしていただいた病院に行くという選択肢もあったのですが、やはりあの冷たい手術室のことや、流産の記憶がよみがえってくることが辛かったことと、担当の先生やスタッフとのフィーリングが何となく合わなかったこともあり、思い切って病院を変えることにしました。いくつか候補はあったのですが、HPのコメントやインターネットのくちコミの評判の良さなどから、以前も受診しようか迷っていた、このナカムラクリニックで初診を受けることにしました。今考えると、その選択は正しかったと本当に思います。
病院ですから、技術的に信頼できることはもちろん大前提なのですが、先生やスタッフの方の人柄や印象が良いということは、とても大切なことだと私は思っています。まして、人生の中の大きなイベントである「出産」を扱う産婦人科で、後悔の残るお産をすることは、女性にとって一生心の中にわだかまりを残すと思います。ナカムラクリニックはそんな私の思いを叶えてくれた病院でした。
受付の方は、電話をかけた時や検診に行った時にとても感じ良く対応して下さり、気持ちよく受診をすることができました。そして、毎回の診察では中村先生は丁寧にエコーを見て下さり、私がどんな質問をしても納得のいくまでやさしく説明して下さいました。時々「そんな事関係ないよ」とか「何言ってるの」と鼻で笑うような態度を取られるお医者様がおられ、質問しなければ良かった・・・と私が落ち込むことがあります。でも、中村先生は注射一本打つのにも容器を見せながら「これはこんな薬で、こんな効果があって…」と説明して下さり、安心することができました。出産まで私が心おだやかに過ごせたのは、先生のおかげだと思います。看護師さんや助産師さんもお若いのに本当にいい方ばかりで、検診が楽しみでした。
そして、いよいよ出産の時、9ヶ月に入ってやっと仕事が産休に入り、3月に入ってからバタバタと1から準備を始め、4月になるころには「あぁ、もうすぐ赤ちゃんに会えるなぁ」という実感がわいてくるようになりました。ところが子宮口もやわらかくならず、赤ちゃんも下りてこず、出産の兆候はナシ。先生からも「だいぶ遅れそう。出産はGWぐらいになるかもねー」と言われました。もともと赤ちゃんの頭が大きく、推定体重も大きめだったため、あまり遅れると帝王切開になるかもという不安があったため「それは困る!」と思って、4月に入ってからは頑張って体を動かすようにしました。それでも、予定日前一週間の検診でもまだまだで・・・。そこから主人の協力もあり、階段の上り下りをするためだけに、そごうに行って屋上まで往復をしたり「芦屋プリンを買いに行こう」と主人と二人で芦屋まで歩いてプリンを買いに行ったり、安産祈願も兼ねて毎日岡本八幡神社まで上がったりしました。
これだけ頑張っても予定日をすぎ、開き直りかけた26日(土)、やっとおしるしがありました。陣痛らしきものもあり、夕方一度受信しましたが、「こんなのは陣痛じゃないよ」と言われ帰宅。すっかり“オオカミ少女”だったのですが(笑)その時に普段はおだやかな中村先生が「迫真の演技」で陣痛について説明して下さり、結果的には翌日の受診のめやすを理解するきっかけになりました。(次ページへつづく)
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