- 私は住まいは北海道小樽市なのですが
実家がある神戸に里帰りして産むことにきめてから産院探しをしました。
ホームぺージでこちらのクリニックのことを知り、アットホームな感じと
ソフロロジー分娩に興味を持ち、電話してみたところ直接先生がお話して下さり
安心できるなと思ってお世話になることに決めました。
2/16の予定日に向けてお正月から実家に戻り、週2回のマタニティビクスに参加しながら
近付いてくるお産を楽しみに過ごしていました。
1月の検診では、赤ちゃんがだいぶ下がってきているので
予定より早まるかもと言われましたが2月に入り
子宮口がまだまだ固いのでやっぱり予定日近くなるとのことで
のんびり構えていたら、2/10の午前中におしるしが。
その日はマタニティビクスに行く予定だったので、
その前の16:00に受診。
子宮口は1cmしか開いていないのですぐにお産にならないとのこと。
「陣痛が10分間隔できたら夜中でもご連絡下さい。」と言われ帰宅。
そうしたら本当にその通りに。
まだ数日かかりそうだと思い込んでいたので、
夕食のころから足の付け根が痛みだし、テレビでドラマを見ていたころに
生理痛のような鈍痛を感じてもそれが陣痛だとは思わず
お風呂に入り一旦は布団に入りました。
でもだんだん痛みが増してきて時間を測ってみると3〜5分間隔。
それでも本当に陣痛なのかしら?と思いながら病院に連絡したら
入院準備をして来て下さいとのこと、夜中1:30に入院しました。
受診してみたら子宮口は3cm、先生に
「お産になります。朝方遅くても昼頃には生まれるでしょう。」と言われ
半信半疑だったお産の時が目の前に迫っていると自覚しました。
それでも病室に入り、色々と説明を受けたり
浣腸したりしている合間に来る陣痛はじっとしてやり過ごせる程度でまだまだ余裕でした。
北海道にいる主人に連絡したり
付き添ってくれた母・妹と話したりして過ごしていましたが
AM3:00頃からは痛みが本格的に。
腰をおしてもらったり腹式呼吸(マタニティビクスで習っておいて本当に良かった!)
で乗り越え、AM5:00頃陣痛室へ移動。
このとき受けた足のアロママッサージは非常に気持ち良かった。
その後陣痛はどんどんきつくなり、痛みは下へ下へおりてきた。
それまで静かーに過ごしていたが呼吸とともに声を出して
「フー」「スー」と言わないとつらく、
ずっと壁の方を向いてひたすら陣痛の波に耐えてAM7:00頃にやっと先生の内診。
それでもまだ子宮口は6cm。
「えー」と思いながらも看護婦さんの手にしがみつき腰を押してもらって
1時間半なんとか耐えAM8:30分娩室へ。
このままでは進行が遅いので破水させることに。
8:45やっと子宮口全開。
「やっと産めるー」と思ったのに赤ちゃんが下がってきていないらしい。
分娩台の上で再び陣痛との闘いに。
9:15いきみ開始、しかし回旋異常であごが引っかかって下りてこれないことが判明。
先生がお腹を押すと同時にいきむ、の繰り返し。
もう体力の限界「本当の産めるのー」ともうろうとする私に
先生の「投げたらアカン!」の一言が効きました。
「あと5分頑張れるか」と言われた時にはゴールが見えてきたようで
再び気力を取り戻していました。
そしてAM10:11赤ちゃんが出てきました。
うれしくって「よかったー」と叫びまくってしまいました。
そして2時間のカンガルーケア。
すべすべでかわいくってママになったんだと実感、
12時頃北海道から朝一番の飛行機でかけつけてくれた主人が到着。
「無事お産が終わってよかった」と改めて思ったのでした。
その後の入院生活は快適そのもの。
先生、看護婦、スタッフ皆さんの気配り、優しさには本当に感謝しています。
母乳は出るけれどもなかなかうまく吸ってもらえず
悪戦苦闘する私に根気よく付合って指導下さりとても心強かったです。
生まれた日はあまりのハードワークに次の子のことなんて考えられなかったけれど
今ではもう「2人目も早く欲しいな」なんて思えるようになりました。
その時にまたこちらでお世話になりたいと思います。
本当にありがとうございました。
2003/2/11 AM10:11 男児出産
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